皆さんは婚活中に「条件が良くてとてもいい人。でも異性として見ることが出来ない男性」と出会ったことはありませんか?
できれば恋愛結婚をしたい…と悩んでしまうお気持ちはわかります。
しかし、ただでさえ忙しい婚活女子、悩んでいる時間は勿体ないです。
本コラムでは、恋愛感情を持てない相手に対し、あなたの結婚願望を優先するべきか、思い切ってお断りをするべきかを一緒に考えていきましょう。
「結婚相手に望む条件は満たしているけど異性として見ることができない」
筆者自身、そんな相手とお付き合いをしたことがあります。そのたびにお断りをすることになり、相手の方に対しても心苦しくなることも多々ありました。
それでも結婚願望はあったので、
・相手の良いところを探す
・条件は良いからと割り切ってみる
などと対処法を模索し、悩んだものです。
あなたもきっと、相手を好きになる努力をたくさんしてきたと思います。
ですので、その後に考えるべきことは「相手が持つ異性として受け入れられない部分を列挙してみて、妥協できるかどうか」です。
どうしても妥協できない場合はできるだけ早い段階でお断りしましょう。
妥協できないことはない。けれどもまだモヤモヤする…という場合は、以下を読み進めてみてくださいね。
昔は今よりもお見合いが多かったと耳にしたことがあります。
当時は恋愛と結婚は切り離されたものだったのでしょうか?
それを知るために、まずお見合いの歴史を探ってみましょう。
お見合いとは鎌倉時代からあったシステムですが、庶民に浸透したのは江戸時代からだそうです。
また、一部の地域を除いて、江戸時代から昭和初期までは自分の意思では結婚することができず、さらに戦争が始まると家制度がさらに厳しくなり、お見合い結婚といえども断ることができない強制結婚に近い状態が続きました。
つまり、一目惚れでもない限りは最初から夫婦間に愛情が存在したわけではないのです。
それでも当時は結婚して子供を作り、家族として1つ屋根の下で暮らし、それが当たり前の生活だったのでしょう。
そして、ほんの30年前。昔ほどの強制力はありませんが、ちょうど皆さんのご両親くらいの年代の人たちの1割程はお見合い結婚だったそうです。
もちろんお見合いの後にデートを重ね、愛し合って結婚した夫婦もいることでしょう。しかし、恋愛感情を持たず周囲の勧めるままに結婚した夫婦も多かったことは想像に難くありません。
今でもお見合いのシステムは存在します。
あなたの悩みも決して珍しいことではありませんが、その上で最終的に結婚した人が多いのも事実です。
恋愛対象でない相手との結婚のメリットは実は意外と多いのです。
一般的に、恋愛結婚をしたとしても結婚後は異性としての恋愛感情は下がることが多いといわれています。
ところが、恋愛感情を持てない人と結婚すると、好きな気持ちが大きすぎない分、恋愛に依存しにくいという強みが出てくるのです。
常にクールな気持ちでいられるため、戦友のような関係で恋愛とは別の絆を育むことができるというメリットが期待できるでしょう。
恋愛経験がある人ならばわかると思いますが、恋愛中は相手に理想を求めてしまうことが多々あります。つまり、恋愛感情がある分、相手への期待値が高くなるのです。そのために、ちょっとしたことがきっかけでがっかりすることもしばしば…。
特に結婚生活は一緒に居る時間が長い分、それが顕著に現れます。
例えば、整った容姿に惹かれて結婚しても加齢により劣化していった、優しい人だと思って好きになったのに実は家事や育児に非協力的だった…なんて話をよく聞きませんか?
恋愛感情を持てない人と結婚した場合は、最初から期待値が低いので、相手に多くを求め過ぎずにいられます。
結婚してみて実は誰よりも自分を大事にしてくれる人だった、などの嬉しい発見もあるかもしれないですよ。
新婚当初はふたりの時間が多くとれていても、子どもが産まれてからはライフスタイルが大きく変わってきます。
母性がある女性とは違って、男性は子ども中心の生活に慣れにくいからです。
最初から恋愛感情を持てない人と結婚すれば、愛情の温度差も感じにくいのでギャップも少なく、安定した日々が送れる可能性が高いでしょう。
また、子どもには多大なるお金がかかります。しかし、自分の求める条件にマッチしている相手であれば、希望する子どもの数やそれによる経済的な問題についても元から擦り合わせ済みであるために、恋愛結婚の場合より揉めることは少ないといえます。
最大の味方はデータです。
現在は夫婦の3分の1以上が離婚している時代です。全国仲人連合会などの追跡調査によれば、恋愛結婚の離婚率が約40%に対し、お見合い結婚は離婚率わずか10%程度にとどまっているそうです。
このデータから鑑みても、結婚してから愛を育むスタイルも良いといえるのではないでしょうか?
これは一時的な恋愛感情に惑わされず、相手を冷静に判断できた結果であると考えられます。
愛だけでは乗り越えられないことが多々あるものなのです。
結婚を急ぎすぎて全てを妥協してしまうのは決して良くありません。
しかし、恋愛感情はないけれども条件がマッチしている人となら、あくまで自己判断に委ねますが結婚を前向きに考えてみても良いのではないでしょうか。
結婚相談所では、このような悩みをもっと具体的に相談できるのでオススメです。
また、恋愛感情が持てず妥協も出来なかった場合でも、スタッフを通してお断りすることもできるので安心ですよ。
是非利用してみましょう。
『参考・引用元URL』
tenki.jp「11月6日はお見合い記念日!時代に合わせて変化する日本の文化を知ろう」https://tenki.jp/suppl/shigematsu/2020/11/06/30057.html
Oggi.jp「好きじゃない人と結婚した結果は?【100人に聞いた】メリットとデメリットも解説」 https://oggi.jp/6718044
たまひよ「お見合い結婚vs恋愛結婚 離婚率が高いのは…」https://st.benesse.ne.jp/ikuji/content/?id=12954